今回の焦点は2022年4月27日に長崎大学が厚生労働省のワクチン分科会において発表した、ワクチン接種による感染予防効果についての資料を分析しました。
長崎大学さん、データの捏造は止めましょうね。

資料では、16歳~64歳までの約2000名のPCR検査を実施し、ワクチン接種による感染予防率について確認したとのこと。なお、検査による陽性者は758名。
なぜか分かりませんが、65歳以上が全て対象から除外されていますね…。

ワクチン未接種、2回接種、3回接種にわけ、陽性・陰性の割合について以下の通り。

資料をみると、接種回数別の陽性者数は、
●未接種268人中138人(51.5%)
●2回目接種1516人中577人(38%)
●3回目接種136人中25人(18.3%)
となり、

それぞれの感染予防の有効率は、
2回目接種で42.8%、3回目接種で68.7%となった。
なるほど。確からしい数字である。
他方、これは16歳~64歳の全体の数字の平均である。
年齢の内訳をみると以下のようになっている。
・16歳~29歳 734名(36.7%)
・30歳~49歳 844名(38.7%)
・50歳~64歳 422名(22%)
なんか、若者多いな。と気になったので、毎週、律儀にコロナの分析をしている浜松市発表資料の年代別の感染率をみてみると、、、、


1つ目の図は浜松市が毎週更新している年代別の感染率。(これをもとに2つ目の図を作成)
2つ目の図は、世代別の感染率を浜松の出しているワクチン接種率と各世代別人口から導きだしたもの。
浜松市は毎週年代別の感染率を発表しているが感染率には毎回同様の傾向がある。
それは、若者、特に10代~40代の未接種者の感染率は高く出るようになっている。
長崎大学の発表した資料は、
★ 調査対象の年代を発症予防効果の高い「16歳~65歳」に限定した上で
★ 更に未接種の感染率が高くでる若い世代の割合を多く、
★ かつ重要な年代別の感染率を記載していない
長崎大学の厚労省分科会発表資料は、感染予防効果の高い部分の切り取りをあたかも全体の数字のように取り上げており、「発症予防効果を高く魅せるためのデータを作り上げるために調査をしている感」が否めない。
(分科会の発表資料は悪い部分は隠して、いい部分を恣意的に誇張しているものが散見される)
捏造は止めましょう。
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